ひろばの子どもたちは、年間を通して職員が成長、発達を話し合い、支援計画書を作っています。
その計画書の中に出てくる言葉に「職員が仲立ちとなって友だちとの関係をひろげる」
という文章が出てきます。人が人生を楽しいと感じ生きていくためには、やはり人と人との関係は欠かせません。
たくさんのお友だちがいなくてもいい、自分のことを大切と思ってくれる人が一人でもいることが自分自身を大切に思って生きる力になるんですね。
ひろばではその土台作りをとても大切にしています。
まだまだ人と関わることが難しい子も、職員が間に入って「仲立ち」することで友だちとの関わりを心地よいと感じていけるよう、日々の支援を心掛けています。


お顔が見えませんが、キャー!オニがキター!逃げろー!っていう笑顔の写真です。
もも組さんでまだまだひとり遊びが好きな二人。でも、職員がオニになって追いかけ遊びをすると、二人で一緒に逃げたり、声を上げて顔を見せ合い笑い合っています。
友だちとの楽しい経験がたくさん増えて、一緒にいることが心地よくなっていくんですね。


こちらはぶどう組さん。二人遊びから、三人、四人と仲間の輪が広がっていきます。
もちろんまだまだおもちゃの取り合いや思いのすれ違いもあり、職員が仲立ちとなりながら「○○したかったんだよね」と伝え方や相手の思いを知らせています。

去年までは、「自分が一番!おもちゃは全部僕の!」とみんなを叩いてしまったこともあるN君。
お友だちが困っていたら手伝ってくれる優しいお兄さんになってきましたよ。
職員も、ひとりひとりの成長を保護者の方と喜び合いながら、より良い支援に向けて発達を学ぶ日々です。
今年度もあと数ヶ月。夏を越えてぐんと成長したひろばさんと楽しい活動をたくさんしていこうと思います。