2月1日 ジャングルジム

最近の公園ではジャングルジム、減っていますよね。転落や打撲など、事故が多い遊具、というのが原因でしょうか。しかし、運動学的にみるとジャングルジムの経験が無いのは非常にもったいない。

小学校に上がると、長い時間椅子に座っていないといけませんね。そのためには、体を支える筋力を幼少期にしっかりつけておく必要があります。体幹が弱いと、椅子に座っているうちに腰が前に滑って背中が丸まったり、机に肘をついて頬杖をついたり。そんなことにならないためにも、ひろばでは楽しみながら体幹を鍛える遊びを様々取り組んでいます。ジャングルジムもその一つです。年少さんでも取り組みやすいサイズなので、人気の遊具です。

ジャングルジムでは、上下の動きのみならず、斜めに登ったり下りたり、くぐって中に入ったり出たり、三次元的な体の動かし方が魅力の一つですね。立体的に体を使うためには、空間での体の位置関係を考えながら上肢と下肢をそれぞれ独立させて動かす必要があります。見えない場所に脚をそ~っと伸ばして「この辺に枠が一本あるかな…。」と足の置き場を探った経験、皆さんもあるのではないでしょうか?視覚に頼らないボディーイメージを獲得できるのもジャングルジムの強みです。

そんな難しいことはさておき、頂上に登った時の達成感、別の視界が広がる爽快感は、なんといっても醍醐味です。今日も何回もチャレンジして、アクロバティックな技を披露してくれたひろばっ子です♪