理学療法士さんとすっかり仲良しのS君。お気に入りのトーマス図鑑が破れているのを見て、ちょっぴり気持ちが凹んでしまいました。「一緒に直してみる?テープで貼ったら直るよ!」と理学療法士さんに声をかけられて、「うん!やるやる~!」と明るい表情になりました。
テープをぐ~っと引っ張ると、思わず楽しくなっちゃって綱引きのようにどんどん両手で引っ張り始めたS君。「おお~っ!長い長い!」とつっこまれ、大笑いしています。長いテープをなんとか貼ろうとしますが、あちこちひっついてちっとも上手く貼れない。何回かいろんな長さを試してみて、やっぱり長すぎて貼れない。〝ちょうど良い長さ”って難しいですね。最後は療法士さんに手伝ってもらって、ちょうど良い長さでテープを切れたS君。
ぺたん!と上手に貼れました。〝ちょうど良い長さ”を始めから教えてしまうことは簡単ですが、長すぎて上手く貼れなかった体験をすることが大切です。いろんな長さを試してみて、失敗を繰り返す。この過程に学びがあります。長い時間集中して、テープと格闘していたS君、また一つ良い経験が積めました。