子供たちに人気のシャボン玉遊び。口の周りの筋肉を使って、そ~っと吹くと大きなシャボン玉が出来ますね^^
言語訓練や療育の場で、お子様の言葉の活舌、発音の相談をされたことがある保護者様の中には、先生からシャボン玉遊びを勧められた経験がある、という方もいらっしゃることと思います。
『吹く』という動作は、直接的にやり方を教えられるものではありませんね。『吹く』動作の先に『楽しさ』が待っていて、子供自身がその『楽しさ』を味わいたくて自ら舌や口周りの筋肉をいろいろな方法で動かしてみて、試行錯誤の末にやっとその『楽しさ』を経験できる。いろんな失敗をしながら、虹色に輝くフワフワのシャボン玉を飛ばしたくて何度も何度も口周りの筋肉を動かしているうちに、やっと口先からぱぁ~っと望んでいた虹色のシャボン玉が広がって、満足感を得られます。そういう遊びを繰り返した結果、いつの間にか発音がはっきりしてきたり、嚥下が上手になったりする力がついてきます。子供にとっては発音や嚥下の上達なんて「おまけ」みたいなものですね。シャボン玉の他にも、風車、ろうそくの火を消す、ラッパのおもちゃなど、様々な『吹く』遊びがありますが、大切なのは、その遊びを『楽しい!もっとやりたい!』と子供自らが感じることです。
その気持ちを引き出すために、ひろば職員一同、本気で遊び、笑い、楽しみます!